備後地方の春を告げる“だるま市”「三原神明市」に今年もやってきた。
JR三原駅前には、大とんどがお目見えしている。
高さ20メートル。竹の骨組みに松やわらを巻きつけ、正月飾りのダイダイやウラジロを添えて仕上げられている。
朝は少し早めに家を出て、車は三原駅から徒歩5分程度の大型ショッピングセンターへ駐車。
三原神明市は、JR三原駅北側の市道2キロが歩行者天国になり、“だるま”や植木など約500の露店が並ぶ。
混みあう前に、たこ焼や、お好み焼きのソースが焦げる香りを嗅ぎながら、【日本一の大ダルマ】が鎮座する所まで行き、だるま供養塔にもお参りする。
今年も、大阪の「ちんどん通信社」が繰り出し、まつりをもりあげてくれる。
三原に来れば、チョット有名なラーメン屋さん “来々軒” に立ち寄る。広島風で昔ながらの鶏がら醤油味に若干の豚骨が加えてあるのだろうか。
11時開店で、11時2分ごろ行くと、狭い店内は満席で外に5人寒そうに待っている。 その後ろに付く。
しかし、ラーメンしかない(ワンタン・餃子程度はあるが)店なので回転は速い。
5分程度待ち、懐かしい味にありついた。
その後、市街地の路地裏探検(散策)を行う。
シャッター通りと化していた、帝人通り商店街はアーケードの撤去作業中で明るい感じがする。
しかし、通りに面した広島の地場銀行支店や、郵便局も大型ショッピングセンター近くに移転している。
どうしても寄りたい店があり、二度目の昼食。
現役時代に職場から一番近かった “キッチン・カワイ” で、久しぶりののハンバーグランチを食べる。ドーナツ型の、ジューシーでふわふわハンバーグの中に、目玉焼きが入っている。
20年前と同じ美味しさ。少し変わったのは、歳を重ねられたご主人と奥さん。(勿論小生も当時は髪の毛を空(す)く位、ふさふさしていた。)
再会を約束して帰る。
今日の歩数計(らくらくホン)カウント値 : 14,437歩
三原神明市マメ知識 ・ ・ ・ (三原市観光文化課のパンフレットより抜粋)
『三原神明市は、伊勢神宮を祀った神明蔡が由来で、室町末期に、この祭りが全国に広まり、三原もその頃、九つの町組が寄り合って始めたことが起源と言われております。三原城を築いた小早川隆景は、この祭りを大切な物とし、初市として周辺の特産物の集積を図り、瓶子一対を寄進し、近郊より繰り出す景気人手の様子を見て、その年の富凶を考量されたと言われます。その遺風は、備後地域の春祭りのさきがけとして、現在まで受け継がれております。』
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