世界遺産を目指す 島根県大田市の 「石見銀山」

2007年の世界遺産登録を目指す「石見銀山遺跡」を訪れた

石見銀山(いわみぎんざん)は、戦国時代から江戸時代前期にかけての日本最大の銀山。
ポルトガルの地図にも載るほど世界に名を轟かせた大銀山であった。
鉱脈は大田市大森の地を中心とし、仁摩(にま)町や温泉津(ゆのつ)町にも広がっていた。
石見銀山遺跡としては、銀の採掘、精錬が行われた鉱山跡や鉱山町、港と港町、街道からなる。

今回は、鉱山跡(採掘場所の銀山地区)と鉱山町(大森町の町並み)を散策した。

                                               (2006年11月9日)
石見銀山資料館(代官所跡) 鉱山町(大森)の町並み
銀山を治める幕府の役所があった場所。今は資料館になっていて鉱山で使った道具のほか、鉱石の資料や銀山地方支配に関する歴史資料など約800点を展示中。
銀山とともに発展した「大森地区」。武家屋敷と町屋が混在する町並みは重要伝統的建造物群保存地区。
平日とは言え ・・ 

鉱山町にある「石見銀山大森郵便局」 町並み交流センター(旧 大森区裁判所)
集配局で日本一名前が長い「石見銀山大森郵便局」。
現役の赤いポストと集配用自転車

旧大森裁判所を復元して利用。なかでは明治時代の法廷の再現や、銀山の歴史と暮らしを紹介している。
コカコーラの自販機 お宿「ひろた屋」
世界遺産登録に向け周囲の自然にとけこむ色へ、塗装された自販機。
今では 数少ない「旅籠」
当時は、公事宿として賑わったらしい。
 龍源寺(りゅうげんじ)間歩(まぶ)   龍源寺間歩の内部
400円を払って入抗。銀を掘るために掘った坑道を間歩(まぶ)と言う、石見銀山に600余り存在する間歩の中で、唯一内部を公開されているのは「龍源寺間歩」のみである。
龍源寺間歩にもアリの巣のように掘られている坑道がある。残念ながら見学する事は、出来ない。

龍源寺間歩 坑内平面図 両替商 石州屋(銀の里工房)
当時の間歩には、坑道入口に四ツ留役所が置かれ、右側に役人詰所、左側に鏈置場(くさりおきば)〔銀鉱石置場〕があって、坑道内は厳重に見張られていたそうである。
石見銀山の歴史ある街並の中で、石州判銀の販売を行っている。両替屋石州堂「銀の工房」では、銀細工づくりの見学や、銀細工づくりを体験する事もできる。
鉱山跡(銀山)〜鉱山町(大森)間の道 石見銀山遺跡図(鉱山から港まで)

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